議事録AIツール比較2026年8月版|Notta含む主要6サービスの選び方
会議の文字起こしと議事録作成を自動化するAIサービスは、この1年で選択肢が大きく増えました。どれも「議事録AI」とひとくくりにされがちですが、日本語精度・料金体系・得意な使い方はサービスごとに差があります。ここではNottaを含む主要6サービスを横並びで比較し、目的別の選び方を整理します。
6サービスの料金と特徴を一覧で比較する
まず個人・少人数での利用を想定した料金と無料プランの範囲から見ていきます。Nottaは無料プランが月間120分・1回3分までで、有料のプレミアムプランは年払いで月額1,185円、チーム向けのビジネスプランは同2,508円です(Notta公式料金ページ)。104言語に対応し中国発で世界400万ユーザーを抱える点が強みで、日本語の文字起こし精度はおよそ96%とされています。
日本語特化を掲げるRimo Voiceは、月2,100分まで使える文字起こしプランが月額1,650円、無制限文字起こしと自動要約が付くプロプランが月額4,950円です(Rimo Voice公式プラン)。国内データセンター対応でFISC安全対策基準に準拠しており、Salesforceやkintoneとの連携機能もあるため、セキュリティ要件が厳しい日本企業に向いています。LINE WORKSが提供するAiNote(旧CLOVA Note)は無料プランでも月300分・1回60分まで使え、個人向け有料プラン(月額1,600円)では月600分の文字起こしとAI要約12回が付属します(Impress Watch)。無料枠の広さでは今回比較した中でも上位に入ります。
海外勢では、ドイツ発のtl;dvが無料プランで録画時間無制限、有料プランは月20ドルで、会議の重要部分を30秒クリップとして自動生成する機能が特徴です。ただし日本語精度は92%程度とされ、Notta・Rimo Voiceに比べるとやや見劣りします。GoogleのNotebookLMは無料版が充実しており、有料のNotebookLM Plusは月20ドルです。リアルタイムの文字起こしには対応しておらず、録音済みの音声や資料を後から分析・要約する用途に向いています。英語圏で高いシェアを持つOtter.aiは、無料プランで月300分まで利用できます。
どのサービスを選ぶべきか、目的別に整理する
日本語の会議が中心で、社内システムとの連携やセキュリティ基準を重視するなら、Rimo VoiceかLINE WORKS AiNoteが候補になります。特にRimo VoiceはSalesforceやkintoneと連携した業務フローを組みたい企業向け、AiNoteは無料枠を広く使いたい個人・小規模チームに向いています。一方、多言語対応や海外拠点とのやり取りが多い場合は、104言語対応のNottaが選択肢として有力です。無料プランで月120分試せるため、まずは実際の会議で使い勝手を確認してから有料プランへの切り替えを検討できます。
会議そのものよりも「録音済みの資料や過去の議事録から情報を引き出したい」というニーズであれば、NotebookLMのような事後分析型のツールが向いています。逆に、営業商談のハイライトを自動で切り出したい場合はtl;dvのクリップ生成機能が便利ですが、日本語精度がやや低い点は考慮が必要です。料金だけで比較すると無料枠の広さに目が行きがちですが、実際の業務では「日本語の認識精度」と「後から編集・共有しやすいか」が満足度を左右します。
乗り換え・併用を検討する際の注意点
すでに他の議事録AIを使っている場合、乗り換えの決め手になるのは「今のツールで困っていることが何か」です。文字起こしの精度に不満があるなら日本語特化のRimo Voice、無料枠の少なさに不満があるならAiNoteやtl;dvといったように、不満点を起点に候補を絞ると比較検討がしやすくなります。複数ツールの併用も一案です。社内会議はセキュリティ要件を満たすRimo Voiceで記録し、海外パートナーとの商談は多言語対応のNottaで記録する、といった使い分けです。まずは無料プランの範囲で自社の主要な会議パターンに合うかを試し、利用時間が上限に達しそうであれば有料プランへの切り替えを検討する進め方が無理がありません。
まとめ
議事録AIは無料プランだけでもある程度の業務に対応できるサービスが多く、まずは自社の会議の使用言語やセキュリティ要件に合わせて候補を絞り、実際に使ってみて日本語精度や操作性を確認するのが確実な選び方です。多言語対応と実績を重視するならNotta、日本語精度と企業向け連携を重視するならRimo Voiceが、それぞれの軸で有力な候補になります。
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