Notta Memoとは|28gのAIレコーダーとアプリの違いを整理
文字起こしサービス「Notta」を提供する会社が、カード型のAIボイスレコーダー「Notta Memo」を販売している。すでにスマホアプリのNottaで会議の文字起こしができるのに、なぜ専用機が必要なのか。この記事では公式情報をもとに、Notta Memoの仕様とスマホアプリとの違いを整理し、どんな人に向くかをまとめる。
Notta Memoの基本仕様
Notta Memo(Type-C充電モデル)は税込25,500円で、重さ28gのカード型デバイスだ(Notta公式ストア)。本体サイズは幅86.1mm×高さ55.1mm×厚さ3.5mmとカード1枚程度の薄さで、内蔵メモリは32GB、Bluetooth・Wi-Fi・USB Type-Cの3通りの接続に対応する(ヨドバシ.com)。集音には全指向性のMEMSマイク4基と骨伝導マイク1基を搭載し、推奨録音距離は3メートル以内とされている。
文字起こし・翻訳は最大58言語に対応し、日本語を含む主要23言語では2か国語同時のリアルタイム文字起こし・翻訳ができる(Notta公式ストア)。1回の連続録音は最長5時間で、これはスマホアプリのNottaと共通の上限だ(Nottaヘルプセンター)。録音したデータはBluetoothやWi-Fi経由で自動同期され、蓄積した会議ノートを横断してAIに質問できる「Notta Brain」機能とも連携する。なお充電なしのType-Cケーブル直結モデルは23,500円と、Type-C充電モデルより2,000円安い価格で販売されている。
Nottaの料金プラン自体については、Notta徹底比較|無料120分とRimo Voice月1,650円の選び方で無料プランやProプランの詳細を取り上げているので、あわせて確認してほしい。
スマホのNottaアプリとの違い
一番気になるのは「スマホアプリのNottaで文字起こしできるなら、専用機は不要では」という点だろう。Notta公式のヘルプセンターは、両者の違いをいくつかの観点で説明している(Nottaヘルプセンター)。
まず集音性能だ。スマホアプリはスマホ本体のマイク性能に依存するため、機種や置き方によって録音品質にばらつきが出やすい。一方Notta Memoは全指向性マイク4基と骨伝導マイク1基を専用に搭載しており、複数人が同席する会議室での集音を想定した設計になっている。次に電話着信への耐性だ。スマホアプリで録音中に電話がかかってくると録音が止まってしまうが、Notta Memoはスマホから独立した機器のため、着信で中断されない。さらにオフライン録音にも対応しており、常時ネット接続が前提のスマホアプリとは運用の柔軟さが異なる。
もうひとつ見落とされがちなのが、心理的な使い勝手の違いだ。会議室にスマホを置きっぱなしにするのは、他人の連絡先やアプリ、通知が見える状態を作ることになり、抵抗を感じる人は少なくない。カード型で用途がボイスレコーダーに限定されたNotta Memoなら、そうした抵抗なくテーブルに置いておける。加えてスマホは録音中もバッテリーを消費し続けるため、他の業務利用と競合しやすいが、Notta Memoは録音専用機なのでスマホの電池残量を気にせず並行して使える。
どんな人に専用デバイスが向くか
すべての人が専用機を必要とするわけではない。月に数回、1対1の打ち合わせを記録する程度なら、スマホのNottaアプリで十分なケースが多いだろう。無料プランでも月120分まで文字起こしができ、追加の初期費用もかからない。すでにNottaアプリを使っていて特に不満がないなら、まず今のアプリ運用を続けて問題ない。
一方で、複数人が集まる会議室での議事録作成を日常的に行う人や、対面での商談・取材を頻繁に録音する人には専用機のメリットが出やすい。全方位マイクによる集音性能、電話着信で中断されない安定性、スマホの電池を消費しない点は、対面の会議が多いほど効きやすい違いだ。また、参加者のプライバシーへの配慮からスマホを机上に置きたくない職場や、オフラインでも録音だけは確実に残したい現場にも合っている。議事録AI全般の選び方については議事録AI比較2026年8月版|無料枠と料金で選ぶ主要5サービスで他のサービスとあわせて整理しているので、専用デバイスとソフトウェアのどちらが自分に合うか迷う場合は参考にしてほしい。
まとめ
Notta Memoは税込25,500円・28gのカード型AIボイスレコーダーで、全方位マイクによる集音性能とスマホから独立した安定した録音が特徴だ。スマホのNottaアプリと比べると、電話着信での中断がない点、オフライン録音に対応する点、会議室に置くときの心理的な抵抗が少ない点で違いがある。月数回の簡単な録音ならアプリで十分だが、複数人の会議や対面商談を頻繁に記録するなら専用機を検討する価値がある。価格や仕様は変更される可能性があるため、購入前に必ず公式サイトで最新情報を確認してほしい。
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